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伊那食品工業から学ぶ
2017-07-22
「かんてんぱぱ」で知られる伊那食品工業は寒天のトップメーカーであり、創業から48期連続で増収増益を達成した優良企業です。
しかし売り上げ重視で突き進んできたわけではなく、創業者で現会長の塚越寛氏の言葉を借りれば「会社の目的は売上高や利益を伸ばすことではなく、社員を幸せにしたり世の中をよくしたりすること。
売上高や利益はそのための手段でしかない」と。
急成長をよしとせず、露骨なほどに社員の幸せを考え、会社の身の丈にあった緩やかな成長で歩んできたからこその快挙なのでしょう。
社員には日頃から「人生はたった一度である」と伝えているそうです。
社内の至る所に「100 年カレンダー」が貼ってあり、そこには社員全員の命日が記されています。
人生には限りがある。
生きているうちにやれるだけのことをやらなきゃ損だ。
本当に幸せになりたいなら人の役に立って喜んでもらえるようなことをしなさい。
社員にそう言っているそうです。
目先の野心より、時間をかけて築き上げていく「志」を大事にする。
こうした知恵を学びに大手企業が視察に訪れるというのも納得です。