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似て非なる同音異義語の入力ミスに要注意!

2017-10-21

今回は「うっかり入力ミス」してしまいがちな同音異義語を取り上げます。

例えば「気密」と「機密」。

文字を見ると意味の違いは分かりやすいですが、「密」が共通するためうっかり入力ミスしたことはありませんか?

そこで今一度、意味の違いを確認しましょう。

「気密」は、気圧が変化しないように密閉した状態のこと。

対して「機密」は、国家・組織などの重要な秘密のことを意味します。

気密の密は「密閉」の密、機密の密は「秘密」の密と覚えておくとよいでしょう。

では「機密」と「秘密」の違いは何か?

「機密」は、国家や企業にとって重要な秘密のことで、日常的・一般的なことには使わないのに対し「秘密」は、公的な事柄のほか、私的な事柄にも用いられるという違いがあります。

隠して第三者には教えない事柄でも「秘密」と「機密」では重要度の高さが格段に違うということです。

次に「連携」と「連係」。

この2語も同音異義語ですが、字面が似ているため意味の違いを把握しておかないと混同しそうです。

「連携」は、互いに連絡を取り協力して物事を行うことです。

対して「連係」は、他と密接な関連をもつこと、切れ目なく続くことを意味します。

連携の「連」は連絡、「携」は手を携えること。

連係の「連」はつらなること、「係」は関係したり、つながったりすることと捉えれば、その意味の違いを理解しやすいでしょう。

同じ読みで「連系」という言葉もあります。

太陽光発電の発電設備を電力会社の送電線や配電線に接続して運用することを「系統連系」といい「連系」という言葉を使います。

これは専門用語として使われている言葉で、辞書に該当するものはありません。

このように一般の辞書にはない各業界の専門用語や業種特有の同音異義語も存在します。

入力時に変換候補には上がらなくても、使用頻度の高い専門用語は辞書登録しておくと入力ミスを防げるでしょう。