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「オタクに国境はない!」ニッチな客層を掘り起こして大成功!
2017-11-09
アメリカでは「nerd (ナード)」「geek(ギーク)」といえば、「え?彼ってオタクなの?」といった会話が成り立つほど日本語『OTAKU』が市民権を得、それらの代名詞となってきました。
そもそもこのナード、ギークというのは「勉強虫でダサい」といったイメージの人物を指すわけですが、アメリカにジャパニーズアニメブームが到来し「Anime(アニメ)」や「Manga(マンガ)」などの言葉が定着するにつれ「勉強虫」よりも「オタク」のイメージにより近づいてきました。
そこで、自分が好きとするビデオゲームとソープ作りのオタク度を掛け合わせ、二ッチなビジネスを成功させてしまった女性がワシントン州に在住するクリスタル・ダセットです。
2009年に思いつきでスタートさせた小さなソープ・ショップ『DIGITALSOAPS(デジタル・ソープ)』がゲーマーやアニメオタクたちの間で大ヒット。
「自分ひとりで好きなことを楽しみながら商売に」と開始させたビジネスに、いまや2名のサポート社員も加えて進化し続けています。
ソープの種類は、もっぱらゲーム関連に特化したまさにオタクな品々。
人気のビデオゲームのコントローラーそのものをはじめとした電子グッズ、ドラゴンボール、パックマンやSEGAのゲームカートリッジ、最近ではリラックマ商品も仲間入りしました。
すべて石鹸でできています。
クリスタルの商品の意外性のひとつは、デザインがすべてゲームオタクが好むエレクトロニック系である反面、まったく異なる世界のナチュラル派感覚、DIY作業の温かみが同時に存在するところです。
もともとソープ作りが好きだったというクリスタルは、材料のクオリティにもこだわり、身体と自然にやさしい素材しか使用しません。
すべてがアメリカ製で本物とそっくりな仕上がりのために、手作りソープができあがるとローカルの塗装店に手塗り作業を発注しています。
オタク文化をうまく活用したユニークなビジネスモデルですね。