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年始のあいさつで避けたい重言とは

2017-12-23

年賀状のやり取りを廃止する企業も増えている一方で、メールで年始のあいさつをするケースも見られます。

年賀状にせよ、メールで年始のあいさつをするにせよ、気を付けておきたいことがあります。

それは「新年明けましておめでとうございます」という表記です。

最も一般的な年始のあいさつと思われがちですが、「明けまして」の前に「新年」を付けると重言になってしまいます。

「明ける」は新年になることを意味するため「明けまして」で始める場合は、意味が重なる「新年」を用いるのは避けましょう。

「明けましておめでとうございます」とするか、「新年」を使って「新年おめでとうございます」「謹んで新年のごあいさつを申しあげます」といった一文をおすすめします。

「謹賀新年 明けましておめでとうございます」という一文も祝いの言葉が2つ続くことになるので「謹賀新年」か「明けましておめでとうございます」のいずれか1つにしましょう。

「賀正」「迎春」といった2文字の賀詞は、祝いの言葉を簡略化したものなので、目上の相手に送る場合は敬意を省略したことになります。

上司や客先など目上の相手には「謹賀新年」や「謹んで新春のお慶びを申しあげます」などのようにする方がふさわしいです。

一年の初めに、あらたまった気持ちを相手に伝えるあいさつが年賀状です。

年賀状に代わってメールで新年のあいさつをする場合も、相手に対して「新たな年を迎える喜びを祝う」気持ちを伝えるのが主旨なので、自分の目標や予定、都合を前面に出すのは控えましょう。

できるだけ相手の繁栄や幸せを願う文面を心掛けることが望ましいです。

相手からの年始のあいさつメールへの返信としては「明けましておめでとうございます。

こちらこそ、今年もどうぞよろしくお願いいたします」のように、返礼にも「こちらこそ」を添えるとよいでしょう。

相手あっての自分であることに感謝し「お互いさま」「おかげさま」という気持ちを伝えましょう。