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「開梱する作業」でワクワク感を共有して大成功!
2018-02-24
大手ビジネス誌『アントレプリナー』が選抜した「新世代が注目するビジネスアイデア10件」のひとつに「サブスクリプション・ボックス」が挙がりました。
サブスクリプションとは定期購入を意味し、商品が定期的に箱詰めされ自宅まで配送されるシステムのこと。
サブスクリプション・コマースと呼ばれる販売形態は、米国では数年前から大ブームを呼びフェイスブック、インスタグラム、ピンタレストなどのソーシャルメディアでは目にしない日がないほどの定着ぶりです。
またその品揃えに関しても「サブスクリプション・ボックスで買えないものはない!」とまでいわれ、海外のお菓子、高級化粧品、シール、そして隠れた地ビールに至るまで、ありとあらゆる商品の定期購入+その宅配が可能となりました。
こういった人気によりサブスクリプション販売を実施する側になることが、起業家としての成功を呼ぶ的なブームも後を追い始めました。
そんな中、もうひとひねり工夫を凝らしてビジネスを成功させてしまった一家族があります。
定期販売を仕掛けて儲けるのではなく、定期購入をする側になりながら儲けると考えたのが、ジェイ&ミックス夫妻と小学生の娘サイアンの3人家族。
それぞれが好きなもの、趣味としているものを定期購入し、箱に入って届く品々を「開梱する作業」を動画配信。
中身が分かっていても箱を開ける作業というのはいつもワクワクするものですね。
そんな作業を公開するだけで、配信を楽しみに待つビューアーがあれよあれよと増え続け、この家族を「購読」する視聴者が押し寄せたのです。
立ち上げたウエブサイトは「Unboxing Rocks(アンボックシング・ロックス)」。
開梱でワクワク感を呼び、商品のレビューを提供することにより役立つ情報の発信、そのレビュー商品は抽選で視聴者にプレゼントという誰にでも可能なシンプルなコンセプトを上手く組み合わせ、独自のビジネスに変えてしまいました。
そもそも定期購入が流行るのは、情報や商品があふれ結局、どれを買えばよいのか分からなくなっている人が急増しているからだとか。
悩めるほど選択肢の多い品揃えとは、さも豊かな環境の象徴のように思えますが、サブスクリプションに頼らなければ決められないという状況はなんだか悲しくもありますね・・・。