- ホーム
- 岡山市の税理士のウェブログ
- 「指導する」とはどういうことかを考えさせる一冊
「指導する」とはどういうことかを考えさせる一冊
2018-04-18
【タイトル】:結果を出し続ける フィジカルトレーナーの仕事
【著者】:中野ジェームズ修一
卓球の福原愛選手やテニスの伊達公子氏、青山学院大学駅伝チームなどを指導した中野氏が、身体能力を高める専門家である「フィジカルトレーナー」の仕事について語ったのが本書です。
どこをどのように鍛えればどのような効果が出るかを計算してトレーニング方法を考え、選手が納得できるように説明し、きついトレーニングを続ける気になるように精神面も支えるという繊細な仕事ぶりが紹介されています。
中野氏の仕事にかける情熱に圧倒されます。
スポーツに関心のある人だけでなく、人を指導する立場にある人も参考にできそうです。
中野氏がストレッチを指導するNHKの番組を偶然来たことがきっかけで本書を読みました。
なぜストレッチが効果的なのか?この部位を緩めるためにはなぜこの動きがいいのか?まで説明していたのが印象的でした。
自分にも厳しく高みを目指してし進化しようとする中野氏を支えているのは、仕事好きで向上心が強いという本人の資質と、指導する人間としての覚悟でしょう。
マネはできないけれど、学ぶところは多い一冊でした。