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義を貫く「上杉謙信」から学ぶ
2018-05-24
川中島の戦いなどで知られる連戦連勝の武将・上杉謙信は1530年、越後守護代・長尾為景の四男として生まれました。
当時の武家では末子を僧侶にする習慣があったといわれ、謙信も幼くして禅寺に修行に出されます。
7年間にも及ぶ厳しい修行に耐えた謙信ですが、家督を継いだ兄は武将には向かず、反乱を画策する家臣も現れます。
城に呼び戻された謙信は、反旗を翻した家臣一族を滅ぼして、その名声は高まります。
その後、対立していた兄とも和解すると18歳頃に家督を相続。生涯の居城となる春日山城に入ったのでした。
永遠のライバルであった武田信玄と数回にわたり戦を交えた川中島の戦いですが、その初回は謙信が23歳の頃でした。
精力的に領土拡大を図っていた武田信玄に所領を追われた諸将たちが、謙信に助けを求めたことが発端だったといいます。
戦乱の世にありながら領土拡大への野心は薄く、戦をするのは自陣が攻められたときと助けを求められたときだけでした。
家臣たちにも「戦うのは義を貫くため」と説き、そのことが家臣たちの結束を強めていました。
「心を証とせず取りはやし言成したることは、必定弱きことなり」とは「自分の心を証とせずに大げさに言ったり作り上げたことでは、人の心を打つことはできない」という意味です。
正義感と義侠心にあふれる謙信が残した名言です。