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「モノより思い出」から学ぶ

2018-06-24

数年前「モノより思い出」というCMがヒットしました。時代は「モノ消費」から「コト消費」になってきたといわれます。

高度経済成長期以降の日本は所有に価値を置き、モノを買うことが満足のバロメーターでした。

しかしバブル経済とその崩壊を経たことで、所有では得られない体験や思い出、人間関係に価値を見出し始め、趣味やレジャー、サービスなどのコトにお金を使う傾向に変わってきたようです。

消費者がコトを重視するようになれば、売り手側もコト消費に焦点を当てたサービスなどに力を入れるようになります。

駅構内で理髪店や保育所、高級食品スーパーといった多種多様なサービスを展開する「駅ナカ」はその一例といえるでしょう。

あのジャパネットグループは、豪華客船をチャーターしたクルーズ旅行のテレビショッピングを行ったところ、1人約23 万円という高額商品にもかかわらず大好評だったようです。

テレビでクルーズの魅力を大々的にアピールしたことで、今までにない「体験」のテレビショッピングに成功したのでしょう。

コト消費の潜在的な需要はまだまだ眠っていそうです。