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従来からあるものでも見せ方ひとつで大成功!
2018-07-09
テネシー州ナッシュビル在住のマティ・ブッシュ。
彼女は路肩にトラックを停めて野菜を売っている男性を目にしたそのとき「これだ!」とフラワー・トラックビジネスの構想を練り始めました。
夢の起業に向け着々と準備を進めるマティでしたが、調達に時間を要したのは店の顔となるトラック。
「活き活きしたパーソナリテイを秘めた1台でなくっちゃ」とこだわる彼女に、父親から送られて来た1枚の写真にマティは一目惚れします。
それはクラシックでユニークなバス型で、アメリカ内でもレアとされるトランスポーター・ピックアップ(フォルクスワーゲン)です。
マティは苦労しつつも1962年式トランスポーターを手に入れると「Amelia's Flower Truck(アメリアのフラワートラック)」と名付けた移動式花屋をスタートさせました。
花は地元の農家やマーケットから仕入れ、市内のビジネス街に停めては会社帰りにでも気軽に新鮮な花を買えるように、人々がちょっとした幸せを感じられるようにとアメリア号の活躍が始まりました。
出没先は常にソーシャル・メディアを通して告知し、世界中からアメリア号のもとに人々が集まるようになりました。
マティの開業以前から移動式フラワーショップは大して珍しいものではありませんでしたが、アメリア号が輝き続けられるその違いは、なんといってもその見せ方でしょう。
リーズナブルな地元産フラワーの扱いも一役買い、かもし出すブーケの雰囲気に心を奪われる人は増すばかりです。
さらにユニークなバス型トラックは、花を通したコミュニティ作りにも貢献することになります。
老いも若きもユニバーサルなフォルクスワーゲンのスタイルには魅力を感じており、コミュニティを生むきっかけ作りの大きな役目を果たしています。
マティ曰く「それこそが自分の起業から得られる一番の喜びです」と。
開業2周年目にしてトランスポーターを2台追加、ダブ・ブルー色の1962年式トラックには「ローリー」、1965年式の白いトラックには「メロディー」と名付け「アメリア」とともに活躍中です。
フォトジェニックなフラワートラックと、そこに積まれた新鮮な花を求めてナッシュビル界隈では今日も新たなコミュニティが生まれています。