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岡山の税理士のウェブログ

志を同じくする地域住民を巻き込んで大成功!

2017-09-04

アメリカ初の「ゴミ・ゼロの食料品店」として2011年に設立され、地域を巻き込み進化し続ける店『in.gredients(イングリーディエンツ)』が注目を浴びています。

当時、3人兄弟のクリスチャン、パトリック、ジョセフ・レーンは、一緒に飲み干して空っぽになったビールやワインの瓶を見つめながらあることに気付きました。

「どうしてこの空瓶たちを店にまた持って行ってリフィル(詰め替え)できないんだ?」と。

同時に以前、訪れたメキシコで目にした食材マーケットの様子をインスピレーションに、地元テキサス州オースティン市に同店の開設と至りました。

「ゴミを一切出さずに買い物ができる食料品店」「地域の協力を得ながら地元産を扱う」が彼等のポリシーであり挑戦でもあります。

全米の中でもとりわけエコに対して関心の高いオースティンを、2040年までにはゴミ・ゼロの市にしよう!とまい進しています。

日本とは異なりアメリカはまだまだアバウトな対応しかなされていないのが現実。

また食品の梱包に、どれほどの資源が無駄に使われているか・・・。

段ボール、プラチック、発泡スチロール、食パンの入った袋の留め具などなど、リサイクルもされずにゴミ化されているその無駄を問題視する人が多いのも事実です。

そこで旗を挙げたレーン兄弟の店には、地元産の新鮮で安全な食品・農産物のみが並び、お客は自宅から自分の入れ物を持参します。

2016年9月に同店がゴミ収集に出した量は総計8.3ポンド(約3.7キロ)、調査によればアメリカ人1人当たりが一日に出すゴミの量は4.3ポンドといわれているから、同社が掲げるポリシーへの情熱は確実に結果を呼んでいます。

「基本的には選別。そして意識さえ持てば日々扱う食料品にともなうゴミをゼロにすることは困難なことではないわ」と副マネジャーのエリカ・ハワード。

クラウドファンディングも利用し菜園や子どもの遊び場を増設、定期的にイベントを企画しては地域住民が集う場を提供しています。

同店は今日も、愛情をもって育てられた農産物や商品を自分で丁寧に確かめ、マイパックに詰め込むお客の笑顔で溢れています。