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「時代」を的確に捉えましょう!

2018-07-29

異業種交流会でお話をした女性社長、仮に花子社長としますが、その花子社長が赤ワインのグラスを回しながら得意気におっしゃった言葉に私は耳を疑いました。

「会社で忘年会をしようと思ったのだけど、社員全員の費用を出すのは大変じゃない?だから、社員をスーパーに行かせて、冷凍のピザやら惣菜やらを買ってきたのよ。それで会議室を臨時の忘年会場にすれば、すごく安上がりにできるの。経費削減よね!」。

そこで「今どき冷凍のピザや惣菜を出される会に社員が喜んで出るのでしょうか?」と失礼ながら聞いてみたところ、「会社の行事ですもの出るのが当たり前でしょう。

うちは女性社員ばかりなので、不公平に感じないように忘年会の間は会議室に鍵をかけておいて、最後に全員で洗い物をして会議室の掃除が終わるまで帰れないようにしておくのよ」という返事。

耳を疑うを通り越して、仰天してしまって思わず「その残業代まで出していたら、普通に居酒屋の料金を払った方が安いかもしれませんね」と言ってしまいました。

すると花子社長はきょとんとした顔で「忘年会費を払ってあげてるのは私なのに、どうして残業代を払わなくちゃいけないの?」と・・・。

花子社長「働き方改革」がどうして必要なのか分かっていらっしゃいませんね。

これからは労働人口がどんどん減っていきます。

不愉快な思いをする職場なんて、サッサと辞めてしまっても引く手あまたなんですよ。

強制参加の忘年会は、就業時間内にするか残業代を払わないといけないし、もし自由参加だとしても、それによって仲間はずれなどの不利益がある場合は「違法な残業」とみなされてしまうとか。

今期の業績は好調、でも人手不足で先行きが不透明・・・という企業が今、増えているのですよ。

「トイレ一緒に行かない~?」「いいよ~」なんて、女子が連れ立っていたのは、中高生時代だけではないかもしれません。

「会社一緒にやめない~?」「いいよ~」という時代が、すぐそこまできているかも・・・。