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岡山の税理士のウェブログ

頼まれ事の上手な断り方

2018-09-05

相手からの依頼や誘いをやむなく断らなければならないときは返答に気を使います。

どっちつかずの返答はやり取りを長引かせたり、誤解を招いたりすることにもなりかねませんが、断り方に配慮がないと相手は拒絶されたと捉え、気まずい雰囲気になることもあります。

角の立たない断り方とは、無理をしたり、ごまかしたりすることではなく「できない」ときちんと意思表示した上で相手との関わりが続くように配慮し、言葉や態度で伝えていくことです。

例えば、集まりや会合などの誘いを受けたものの、都合が悪く参加できないという場合に覚えておくとよい言い回しが「せっかくですが」です。

「せっかくお声かけいただいたのに」「せっかくのお話ですが」といった言い方もできます。

断るときに「せっかく」を用いるのは、わざわざ相手が自分を気遣ってくれたことへの感謝の気持ちを伝えるためです。

理由があってやむを得ず断るが、機会があればまた声をかけてもらえるよう「ぜひともまたお声かけください」のようなフォローのひと言を添えるとさらによいでしょう。

「せっかくのお話ですが、今回は見送らせてください」のように「今回は」という言葉を添えると「今回は無理でも次回は可能性がある」ことを伝えることができます。

無理な依頼や強引な勧誘には、表現はやんわりと、しかし断る意志はきっぱり伝える方が得策です。

気持ちの上では「ダメなものはダメ」「無理」と思っていても、メールのやり取りでは感情に訴える前に表現をひと工夫しましょう。

この場合は「こちらでもどうにもならない苦しい状況を察してください」という意味合いの「おくみ取りください」を使います。

「よんどころない事情につき、何とぞおくみ取りください」のように、対応できない理由をはっきり言わなくても「これ以上、言わせないでください」というアピールになります。

対応や協力はできないけれど、相手の事情をくみ取った上でかける言葉としては「お察しします」があります。