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「オールフリー オールタイム」から学ぶ
2018-09-15
サントリーが発売した話題の「オールフリー オールタイム」。
見た目はペットボトル入りの炭酸水なのに「ビールの味がする」無色透明のノンアルコールビールです。
無色透明にした理由は「いつでもどこでも飲めるように」という至ってシンプルなものです。
一般的にノンアルコールビールは「ビールの代わりに飲むもの」というイメージですが、無色透明にして容器をペットボトルにしました。
そうすることで見た目のビールらしさをなくし、仕事中のリフレッシュ飲料として周囲の目を気にせずに飲んでもらおうという狙いだとか。
こうしたクリア飲料は最近のブームにもなっており、レモンティー、クリームソーダ、乳酸菌飲料なども次々と透明化しています。
ブームの背景にあるのはやはり職場での人目。
どうしても「机の上に甘い飲料水が置いてあると子どもっぽい」「一生懸命に仕事をしていない」と思われそうなどという心理が働くようですが、クリア飲料なら人目が気にならないというわけです。
既存品を透明にしただけで問題が「クリア」になり、市場も拡大するという一種のアイデア商品といえそうですね。