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岡山の税理士のウェブログ

尊敬語と謙譲語を混同していませんか?

2018-11-08

「まずは無料の省エネシミュレーションをお試ししませんか?」。

相手に「試しませんか」と呼びかける場合、「お試ししませんか」という敬語の使い方はNGです。

「試す」のは相手なので、相手を主語とする尊敬語「お~になる」を用い「お試しになる」の問いかけの形である「お試しになりませんか」を使って「まずは無料の省エネシミュレーションをお試しになりませんか?」とするのが適切です。「お試しになりませんか?」のほかに「お試しになってください」「お試しください」としてもよいでしょう。

「ここで待っていてください」と相手に伝える場合も「ここでお待ちしてください」というのは誤りで「ここでお待ちになってください」「ここでお待ちください」とするのが適切です。

自分が「待つ」のであれば謙譲語「お~する」を使って「ここでお待ちしています」としますが、相手が「待つ」場合は尊敬語「お~になる」を使って「ここでお待ちになってください」とします。

「装置の仕様や精度など、弊社に色々お聞きしたいことがあると思います」という一文の「お聞きしたい」は、相手に自分が「聞きたい」場合に使うのであれば問題ありませんが、「自社へ聞いてください」と相手に呼びかける場合は「聞く」の主語は相手となるので尊敬語「お聞きになる」を使います。

文末の「あると思います」も「あるかと思います」です。

「装置の仕様や精度など、お聞きになりたいことがあるかと思います」とし、文の後に「下記へお気軽にお問い合わせください」のような一文を入れると収まりがよいでしょう。

自分が相手に「聞く」場合は主語が自分で、謙譲語「お~する」を用いて「お聞きする」を「お聞きしたい」と変化させます。

「装置の仕様や精度など、幾つかお聞きしたいことがございます」や「装置の仕様や精度など、詳細をお聞きしたいのですが」とします。

誰から誰に「聞く」のかを整理し、相手に「聞く」場合は尊敬語「お聞きになる」、自分が「聞く」場合は謙譲語「お聞きする」を使い分ける必要があります。