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人生の悔いについて考える
2019-02-09
【タイトル】:人生で大切なたったひとつのこと
【著者】:ジョージ・ソーンダーズ
米国の作家が大学の卒業式で行ったスピーチを本にまとめました。
「わたしが人生でもっとも後悔していることは“やさしさがたりなかった”ということ」と言い、やさしくあれと語り掛けています。
著者に後悔の念を抱かせた体験は誰しも身に覚えがありそうなことなので「自分に余裕ができてから人にやさしくするのではなく、積極的にやさしくしよう」という著者の訴えに素直に耳を傾けられそうです。
54ページ分(右のページは日本語、左のページは英語で書かれています)の短いスピーチですが心に残ります。
スピーチは大学を巣立つ若者に向けたものですが、このスピーチを読んでから年齢にかかわらず、折に触れて「それまでの自分の人生の悔い」を振り返るのは大切なことだと思うようになりました。
若者に「俺の過ちを繰り返すなよ」と語るためではなく、その時点から自分の生き方を修正するためです。
著者はやさしい人になること以外は「意味がない」と言います。
自分に意味があると思えることを見つけるのに、高齢になるまで待つ必要はまったくありません。