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喜びを「もうける」発想

2019-02-23

お正月にたこ揚げをする子どもの姿は、今やブラウン管のテレビと同じくらい珍しい光景になりました。

けれど遊び方は変わっても、子どもたちの発想がユニークなことに変わりはありません。

小学校のテストで次のような問題が出されたそうです。

「自分たちがいつも使っているスポーツ用品に、どんな工夫をしたらスポーツ観戦が盛り上がると思いますか?スポーツ用品会社に提案するつもりで盛り上がる理由も考えてみましょう」。

これに対してある女子小学生は「盛り上がる工夫:女子選手のズボンの丈を短くする」「盛り上がる理由:おじさんたちがヒューヒュー言うから」と回答していました。

テストの問題も斬新ですが、小学生の発想も柔軟ですね。

果たしてこの問題、自分ならどう答えるかと考えてみたのですが、この小学生の柔軟な発想を超える工夫は思い付きませんでした(笑)。

さて、ここで質問です。

「○○をもうけたい」。

あなたなら○○にどんな言葉を入れますか。

「お金」と入れる人が多いだろうと想像しますが、ある社長は○○に「喜び」を入れ「私はお金をもうけるというより喜びをもうけたい」と言いました。

地元で採れる規格外の農産物を使って画期的な商品開発と販売に成功したその社長によれば、商品開発は大変だったけれど、喜びをもうける気持ちを忘れずにいると自然と多くのご縁がつながって、どんどん良い方向に話が進んだとか。

販売は業務用のみ。

小売り向けの販売やネット通販はアウトソーシング。

そのほうが自社コストを最小限に抑えられ、かつ他社の利益も大きくなるからだといいます。

喜びを「与える」「創る」「生み出す」ではなく「もうける」という発想に「ヒューヒュー」と言いたくなるのは私だけでしょうか。

ちなみに「女子選手のズボンの丈を短くする」という回答に対して「確かに・・・。ってアホか!」とコメントした先生。

テストの答えとしては×でも個人的にはユニークで◎と、ヒューヒュー言いながら書いたかもしれません。

商売に浮き沈みはあれど、心の中ではいつもヒューヒュー言いながら柔軟に対応していきたいものですね。