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企画シートの主題と目的

2019-04-05

企画を検討する最初の作業は、①主題を決めること、②背景・ニーズを整理し、企画の目的を決めることです。

その作業を飛び越えて、いきなり企画内容の検討に入る誤りは大変多く、その結果、検討担当者自身が、何を何故、どのように検討しているのか解らなくなる「迷走」状態に陥ってしまいます。

①主題の決め方

主題の決め方は、企画内容を端的に表す表現で、例えば「〇〇商品販売戦略」「●●制度の改革」などです。

多くの場合、主題の表現については誤ることは少ないと言えましょう。

②背景・ニーズ・目的の決め方

この項目は、目的を特定することが眼目であり、そのために、主題の企画テーマが生じた背景・ニーズを精査し、それに基づいて、企画の目的を決定するのです。

背景・ニーズを的確に観察するには、外部環境と内部環境をキーワードを活用して観察するのが常道です。

すなわち、下記に示した「A:三現主義」に基づいて「外部環境の変化」「内部環境の変化」を「C:SWOT」と「E:4P」の視点で主題と、[企画シート]で観察することによって、重大な見落としを防ぐことが出来ます。

キーワード A:三現主義
使い方:主題に関する「現地の現場で現実に即して観察」

キーワードC:SWOT
使い方:強み・弱み・機会・脅威の視点で外部環境・内部環境を観察

キーワードE:4P
使い方:product(商品・サービス)、price(価格)、place(販路・販売店)、promotion(宣伝・人的・物的販売促進)

その上で「企画の目的」を判断し、記述すれば、以後の検討を、目的を常に念頭において、誤りなく進めることが出来ます。