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岡山の税理士のウェブログ

謙遜や遠慮から相手の言葉を打ち消していませんか?

2019-05-15

言い方や書き方によって相手の受け取り方がガラリと変わります。

思ったことをそのまま伝える直球方式は、場合によっては相手が不愉快に感じることもあるため、角を立てず思いを伝える言い回しの変化球も知っておくと、メールのやり取りを円滑にする一助になります。

特に、否定的な一文を肯定的に書き換える術を知っておくと、相手にも好意的に受けとめてもらえます。

例えば、人から褒められた場合は「いえいえ、そんなことありません」「私なんて大したことありません」と謙遜の気持ちから自ら相手の言葉を打ち消して返すことが多いものですが「ありがとうございます。○○さんに褒めていただき光栄です」「ありがとうございます。お褒めの言葉を頂戴し光栄です」と褒められたことへの感謝の気持ちを伝えましょう。

ポイントは、自分のことではなく、相手に褒められたことがうれしくありがたいという気持ちに重きを置いて伝えることです。

また相手から手土産をもらったとき、遠慮する気持ちからこんなふうに返していませんか。

「気を使っていただいて、すみません」「こんなに高価なものを頂いて申し訳ないです」。

「すみません」「申し訳ない」という言葉を使ってしまいがちですが「なんだか申し訳ない」という気持ちを一転させて次のように書き換えてみてはどうでしょう。

「お心づくしの品、ありがたく頂戴します」「お心づくしの品」は「お心のこもった品」と書き換えてもよいでしょう。

手土産を渡す側は、相手に喜んでほしいという気持ちがあるはずです。

ならば「すみません」と恐縮するより、素直に好意を受けとめて「ありがとうございます」と感謝の言葉を返すほうが感じが良いです。

その場でお礼ができず、あとでお礼のメールやはがきを送る場合は「結構なお品を頂戴し、ありがとうございます」と伝えます。

「結構なお品を頂戴し」は「お心遣いいただき」「お心づくしの品を頂戴し」としてもよいでしょう。

「いつもお心にかけていただき、お礼申し上げます」という言い方もあります。