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クレジットカード納付よりバーコード納付書がお得?

2019-04-21

◆ クレジットカード納付には手数料がかかる

確定申告期限も過ぎ、振替納付を選択していらっしゃる方の中には「口座の預金状況は大丈夫かな」という方も居るのではないでしょうか。

最近ではe-Tax による操作で預貯金口座から振替できる「ダイレクト納付」や「インターネットバンキング」等でも各種税金が納付可能となり、税金面でもICT の普及が感じられるようになりました。

クレジットカード納付も、国税では平成29 年からできるようになった納付方法で、クレジットカード会社によってはポイントも溜まりますが、残念ながら支払い手数料もかかるため、それほどお得感はありませんでした。

一部で注目される地方税のコンビニ納付「少しでもお得に暮らしたい! ポイントが欲しい!」という節約好きが注目しているのが、コンビニ納付ができるバーコード付納付書です。

平成20 年から始まったバーコード付納付書は、税務署や地方自治体等、税を納付すべき機関に依頼すれば印刷してくれるのですが、ここで注目すべきはセブン&アイ系列で利用できる電子マネー「nanaco(ナナコ)」です。

バーコード納付の地方税等の支払いにこのnanaco が利用できます。

バーコード付納付書での納付については、手数料がかかりません。

なお、国税に関しては「電子マネーはご利用できません」となっているので、現状納付可能なのは地方税のみです。

◆ 上限ありだが、わずかながらお得?

nanaco カードに電子マネーをチャージする際に特定のクレジットカードならポイントが付きます(ポイントが付かないカードが多いので注意しましょう)。

このnanacoカードで税金を納付すれば手数料はゼロ、ポイント分はそのまま貰えるということになります。

ちょっとお得です。

ただし、バーコード納付書は1枚につき納税額30 万円までが上限(分割作成はケースバイケースでしてもらえます)なのに加え、nanaco クレジットチャージはひと月15回・1日3回まで、1回の上限は3万円、利用金額は月20 万円まで、nanaco カード自体のチャージ上限は5万円、という制約があります。

手間等を考えると、ちょっとした固定資産税や、住民税を4期に分けて支払う方等、使いどころは限られてくるでしょうね。