岡山の税理士のウェブログ

企画のSWOT分析

2019-06-26

企画業務におけるSWOT 分析の目的は、②で整理した主題の背景・ニーズ、③の状況判断をSWOT の視点で捉え直し、⑤の基本構想を確立するためです。

[企画シートのSWOT分析]
① 主題
② 背景・ニーズ・目的
③ 状況判断
④ SWOT分析
⑤ 基本構想・コンセプト
⑥ 目標
⑦ 成功要因・ハードル解除
⑧ 実現のための具体策
⑨ スケジュール
⑩ 実績
[完了時の姿]

◆ SWOT からクロスSWOT 分析へ

SWOT 分析では、すでに整理・把握した背景・ニーズと状況判断で捉えた事柄を、「内部環境:自社の強み(Strengths)・弱み(Weaknesses)」・「外部環境:自社にとっての機会(Opportunities)、脅威(Threats)」として捉え直し、さらに「クロスSWOT 分析」で、「内部環境の強み・弱み」と「外部環境の機会・脅威」をクロスさせ、「強み」を「機会」に生かす方法を検討して⑤の基本構想を策定する検討手順をとります。

◆ 「クロスSWOT 分析」の方法

「強み・弱み」と「機会・脅威」をクロスさせて企画の方向性を検討します。

クロスSWOT 分析では「強みを機会に活用する方策の発見を最重視し、それを⑤の基本構想確立に結び付けることが眼目です。

◆ 経営者・管理者の留意点

このようなSWOT 分析・クロスSWOT分析の作業を進めるにあたって、現場の状況をよく知っている社員の参加が欠かせません。

すなわち、三現主義と共創の実践が企画を成功させる要因であり、経営者・管理者のマネジメントにおいて重視すべきでありましょう。