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企画の目標設定
2019-06-29
企画業務における目標設定は、下記の「⑤基本構想・コンセプト」と「完了時の姿」を「⑥目標」として表すことを言います。
[企画シートのレイアウト]
①主題
②背景・ニーズ・目的
③状況判断
④SWOT分析
⑤基本構想・コンセプト
⑥目標
⑦成功要因・ハードル解除
⑧実現のための具体策
⑨スケジュール
⑩実績
[完了時の姿]
その目的は「目標および達成基準の設定」により、企画成果の客観的評価を可能とすることにあります。
◆ 目標達成基準設定のヒント
目標達成基準は企画の目的に応じて、次の4区分があり、それぞれの目標達成基準設定のヒントを示します。
企画目的<結果業績の向上>
指標の性質区分:Ⅰ定量的(数値的)
目標達成基準設定のヒント(例):売上・利益、生産量、不良率、原価低減など業績指標の数値的達成
指標の性質区分:Ⅱ定性的
目標達成基準設定のヒント(例):商品開発、技術開発、システムの開発・改善など(質的達成による機能特性の数値的変化に注目)
企画目的<プロセス業績の改善>
指標の性質区分:Ⅲ定量的(数値的)
目標達成基準設定のヒント(例):顧客への提案件数・社内の改善提案件数など結果業績につながるプロセス指標の数値的達成
指標の性質区分:Ⅳ定性的
目標達成基準設定のヒント(例):業績向上施策・業務遂行方策の効果発現・期限内達成など、結果業績につながる質的達成
◆ 目標達成基準設定で注意すべきこと
特に、上記のⅡ・Ⅳの目標達成基準設定に当たって、曖昧性排除に注意しなくてはなりません。
検討のヒントは次の通りです。
・この目標を達成した時、現状とどこが、どのように変化するのか(具体的に表現)
・その変化は何に、どのくらい、どのように貢献するのか
・その貢献は、結果業績にどのようなインパクトがあるのか