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岡山の税理士のウェブログ

企画の成功と失敗要因

2019-06-30

企画の内容の検討に入る前の段階で、成功要因と失敗要因(ハードル)を予測し、成功要因の獲得策・ハードル解除の方向性を検討しておくことにより、目的・目標の達成確率を高め、さらに目標を超える達成の可能性まで手中にすることができます。

[企画シートのレイアウト]
①主題
②背景・ニーズ・目的
③状況判断
④SWOT分析
⑤基本構想・コンセプト
⑥目標
⑦成功要因・ハードル解除
⑧実現のための具体策
⑨スケジュール
⑩実績
[完了時の姿]見える化

◆ 成功要因獲得策の検討方法

企画を成功させる基本は、①~⑥まで検討してきた事柄の中から、成功に結び付く要因を精査することが最重要です。

すなわち、次のように検討します。

1. 「⑤基本構想・コンセプト」「企画完了時の姿」から企画の成功要因を抽出する(特に企画推進の基本方針を貫くことは重要)

2. 「④SWOT分析・クロスSWOT分析」の中から、成功要因を抽出する。

3. 「⑥目標達成基準」から目標達成に結びつく成功要因を抽出する。

4. 以上の成功要因の重複を整理した上で、衆目評価法(5点法など)で重み付けを行い、上位3項目程度を成功要因として記述する。

◆ 失敗要因予測とハードル解除方針

成功要因の予測と同様に検討する。

1. 「⑤基本構想・コンセプト」「企画完了時の姿」から企画の失敗要因を抽出する。

2.「④SWOT分析・クロスSWOT分析」の中から、失敗要因を抽出する。

3.「⑥目標達成基準」から目標達成のハードルを抽出する。

4. 以上の失敗要因・ハードルの重複を整理した上で、ハードル解除の方向性を検討する。

5. 衆目評価法(5点法など)で、重み付けを行い、上位3項目程度をハードル解除の方向性として記述する。

以上の検討に当たって、関係者(管理者・社員)の参加・共創が重要です。