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意味構造・因果構造

2019-09-12

経営戦略・事業戦略・創造的発想・問題解決などに「因果構造・意味構造」が良く用いられています。

◆構造的な叙述・表現の意義

複雑で難しい事柄を解り易く表現することは、次のように、ビジネスをより良く推進するのに役立ちます。

<経営戦略などの重要な提案>

戦略案が意味する「狙いとする成果」と「基本政策・個別政策など手段」の意味構造を図解・可視化し、提案の受け手の理解を促進する。

<問題解決>

重要で複雑な問題の解決を図ろうとするチームメンバーが「問題現象と原因の因果構造」を可視化、共有し、その関係を利用して問題を解決する。

また結果報告を行う。

<創造的発想>

創造的な発想を必要とする課題に取り組むチームメンバーが「課題解決の目的・手段の関係・意味構造」を発想、共有し、より良い課題解決を図る。

また成果を報告する。

◆ 意味構造・因果構造作成手順

1.関係する事柄について、1つのデータを1枚のカードに要約して、カードに記述する。

2.グループ編成:数多くのカードの中から似通ったものをグループにまとめ、それぞれのグループに見出しをつける(5~6つのグループになるまで、繰り返す)。

3.図解:5~6個に集約されたグループ間の意味構造・因果構造をシミュレーショナルに作成する。

このように、「因果構造・意味構造」による可視化(見える化)は課題解決に取り組む仲間にとっても、提案を受ける上司にとっても、解り易さを通じて、問題解決・課題解決を促進します。