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略奪の民「バイキング」の終焉(しゅうえん)
2019-10-02
グローバル化が進むこの時代に、まさかこんな光景を見るとは思いませんでした。
それは、ある企業が代理店の社長たちを招いたホテルでの宴(うたげ)の席のことです。
いわゆる立食のビュッフエだったのですが、乾杯が終わったところで我先にと料理に群がり、自分だけではなく仲間の社長の分まで皿に山盛りにして運んでいくのです。
冷たい前菜も温かいメインもごちゃ混ぜで、盛り方も全く美しくなく、食べ残した皿は、さらに醜く重ねられて置かれています。
また自分の食べたいものの料理のところだけにサッと行って1~2品取れば混まずにスマートなのに、日本人の良い習慣なのか?とにかく端から並んで取ろうと長い行列ができています。
まあ、とにかくビュッフェにはいろいろ言いたいことはあるのですが、私は日本では「ビュッフェ」と書いてあったら事前に食事をしてから出かけます。
立って食べるのは疲れますし、こぼしたら洋服も汚してしまいます。
「会費」は、主催者やゲストの方とお話しをするためのもの・・・と割り切り、間違っても「元が取れるだけ食事しよう」などとは考えません。
若い社員の方からすれば、たまにしかないホテルのごはんは魅力的かもしれませんが、それより普段お会いしない方との会話を楽しむことに集中したほうが、きっと得られるものは大きいと思います。
そしてもし、自分がこういうパーティの企画をする立場になった場合には、できるだけ着席、もしくは汚れないフィンガーフード(一口でつまめるようなおつまみやサンドイッチのようなもの)にしていただきたいものです。
焼そばとか、ミートソースとかカレーとか・・・全く立食に合わないようなセンスのないチョイスは、自分が食べないとしてもお皿からドレスの裾やネクタイについたり、床に落とした際にトラブルになる元凶です。
北欧の海賊の名前「バイキング」の争い食べる時代は終わりました。
さあ、新しい令和の幕開けですね。