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ストレスやフラストレーションを爆発させて大成功!
2019-11-08
The Rage Roomから学ぶ
米起業ウエブサイトにて成功しているスモールビジネスのひとつに取り上げられたのが「憂さ晴らしの部屋」。
「もやもや」「イライラ」などストレスや怒りの爆発を解消するために物を壊すことによって気持ちの行き所をサービス化させました。
今や全米各都市に最低1店舗は存在すると言われています。
そのひとつのミズーリ州スプリングフィールドにて、それぞれ本業を持ちながらも「憂さ晴らしの部屋」を起業したヤーントン夫妻クリス&ブリトニー。
いたって小さめの店構えですが、人々はお金を支払って物を壊しにやって来ます。
多忙な日々から積もるストレスやフラストレーションを物を壊すことで一気に解消させる場を提供するサービスなのですが、レクリエーションの場としても受け入れられ人気を得ています。
「人ってとにかく物は壊さないようにと教えられて育ちますけど、そこから逸れることが良しとされたとき、想像できなかった解放感に浸れるんですよね」とクリス。
現実を再現するためにも部屋に用意された破壊オブジェクトはごく身近に目にする物ばかり。
食器、花瓶、額縁、ボトル、鏡、コンピューター、プリンター、古いテレビ、木製家具から陶器の飾り物などなど。
物を壊してしまうと、そのショックとともに片付け作業にも重い気持ちが付きまとうわけですが、用意されたツール(ベースボールバット、ゴルフクラブ、ハンマー)を使いハチャメチャな破壊に挑んだ後も、ここでは片付けをしなくてもOK!
罪悪感や自責を感じなくてよいという点も、実はメインサービス(ストレス解消)の付加価値として提供できているサービス要素のひとつになっています。
「アドレナリンに身を任せてバシバシ物を破壊して、しかも誰にも注意されないって最高だね。楽しい!」とは常連客の言葉です。
セッションは15分間、$25から。
「ご法度」を「可」に変える環境を消費者にどう提供できるか?どうエンタメ化するか?
起業のヒントはそこにも隠れているようですね。