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3カ月のフレックスタイム制とは何ですか?
2019-08-22
【Q:社員】
入社8年目のソフトウエアエンジニアです。
社長の発案で部署横断の働き方改革推進チームが結成され、その一員に選ばれました。
ただ今、働き方改革法について勉強中です。
2019年4月から全企業対象に施行された項目に「3カ月のフレックスタイム制」というのがありますがどのような制度でしょうか?
【A:社会保険労務士】
フレックスタイム制とは、一定の期間(清算期間)についてあらかじめ定めた総労働時間の範囲内で日々の始業・終業時刻、労働時間を労働者自らが決めることのできる制度です。
これにより労働者は、自分の都合に合わせて時間という限られた資源を仕事と家庭にバランスよく配分することができます。
制度導入には就業規則で定めることと労使協定が必要で、会社は清算期間を通じて法定労働時間まで勤務させることができます。
1カ月以内という従来の清算期間は3カ月に延長されました。
これにより例えば、6月と7月に多く働いて8月には少し長い夏休みを取ることも可能となります。
労働時間の柔軟な調整が可能となりましたが、清算期間を通じて週平均40時間を超える時間と1カ月ごとの労働時間が週平均50時間を超える時間は、従来と同様に割増賃金が必要です。