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神戸市、独自のマイナンバーカード普及策

2019-09-04

国内に在住する全ての人に番号を付番して税の情報などを管理するマイナンバー制度を巡り、任意取得となっているマイナンバーカードの普及に向けた独自の取り組みを神戸市(久元喜造市長)が始めました。

運転免許証を返納した上でマイナンバーカードを申請した高齢者を対象に、台湾へのクルーズ旅行などを抽選でプレゼントします。

神戸市はかねてよりマイナンバーカードの普及に積極的で、カード取得に特典を用意するのは全国で初めてとみられます。

神戸市が7月から始めたキャンペーンは、65歳以上の神戸市民が運転免許証を自主返納し、マイナンバーカードを申請すれば、一週間程度の台湾へのクルーズ旅行、ジャンボフェリー乗船券などが抽選で当たるというもの。

神戸市は「市民生活の利便向上や窓口業務の軽減につながる」として、かねてからカードの普及推進に積極的です。

マイナンバーカードによる各種証明書の取得に割引を設けるなどの優遇もあり、全国でのカード取得率は13.4%にとどまるのに比べ、同市では16.7%と全国20の政令指定都市のなかでは最も高い数字となっています。

その一方で、今年春には市職員が率先して取得すべきという理念のもと、職員を対象とするカード取得率の実態調査を行い、一部職員からは「あくまで任意取得なのに調査は行き過ぎ」と反発の声も上がっています。

<情報提供:エヌピー通信社>