1. ホーム
  2. 岡山市の税理士のウェブログ
  3. ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金
岡山の税理士のウェブログ

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金

2020-01-10

平成30 年度補正「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」の2次公募については、令和元年8 月19 日から9 月20 日までの期間において5,876 件の公募があり、2,063 件が採択されました。

◆ 事業計画名の主だったキーワード

現代ビジネスを代表するキーワードで事業計画名を検索したところ、予想通りと意外な結果がありました。

生産性:455 短縮・短納期:141 改善:116 付加価値:77 市場:60 3D:58 ロボット:49 内製化:48 コスト:35 ドローン:33 IOT:22 AI:19 働き方:9(単位:件数)

生産性向上と銘打っているので、「生産性」といったキーワードが圧倒的に多数でした。

また、短縮・短納期や改善も多く、この辺は審査員の好みにも依存するのでしょうか。

意外だったのは働き方改革が9 件しかありませんでした。

これによる革新性を研究するのは難しいのかもしれません。

◆ 都道府県別採択数

一位から順番に大阪府198 件、東京都183件、愛知県120 件でこの3 都府県だけで全体の25%を占めます。

理由としてはいずれの都府県も中小製造業が多く、土地柄リアルな情報が手に入りやすいことが考えられます。

◆ 認定支援機関別採択数

銀行や商工中金、信金信組だけで1,086件と52.6%が金融機関で占められています。

ものづくり補助金は先に機械等の購入代金を支払い、その後に補助金の入金の流れです。

認定支援機関に金融機関が多いのはその資金の裏付けがあるという意味においても審査員に対してはアピールになります。

それ以外ですと、全国の商工会議所や連合会による支援が多い傾向です。

2 次公募採択率は35.1%と1 次公募より14.9 ポイントも減少しています。

来年度以降も続くことが予想されるので、検討するならば1 次公募をお勧めします。