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岡山の税理士のウェブログ

あの人が会話上手な理由

2020-06-14

「ビジネスシーンでもっとも自分に足りないと思うもの」として「コミュニケーションスキル」をあげる人が非常に多いようです。

それを証明するかのように、世の中にはコミュニケーションに関する情報があふれています。

コミュニケーションが苦手だと思っている人は「何とか上手にコミュニケーションしなければ」と苦労しているようですが、得意な人は得意だという自覚もないまま自然と会話を楽しんでいます。

これは果たしてテクニックによる違いなのかどうか。

「コミュニケーションスキルが高い人の会話の特徴」ランキングから探ってみましょう。

5位:会話に入れない人にさりげなく話を振ることができる

4位:会話の流れに入るタイミングが絶妙

3位:一方的にしゃべらず、相手からも会話を引き出す努力をする

2位:常に自然な笑顔をキープ

1位:話の腰を折らず、最後まで聞いてから自分の意見を伝える

その他には「あまり否定語を使わない」「相づちのバリエーションが豊富」「話が合わない相手でも雑談で共通点を探り出す」「さりげなくほめる」「その場にいない人の悪口を言わない」といった要素がコミュニケーションスキルの高さを感じさせるようです。

会話の流れに入るタイミングや相づちのバリエーションにはセンスが必要だとしても、その他の特徴はどれも思いやりです。

自分も相手もその場を楽しめるような気遣いや、お互いが嫌な気持ちにならないための最低限のマナーは、テクニックではなく思いやりの気持ちから生まれるものだと思います。

顧客心理を読み取る技術はノウハウとして役に立ちますが、その大前提として「相手の気持ちを理解したい」「相手に気持ちを届けたい」という思いやりを持って顧客と接することを忘れないようにしたいものです。

確かにクレーマーと呼ばれる人は増えました。

けれど嫌な思いをしたお客さまの多くは、本音を隠したまま「ありがとうございます」とその場を立ち去り二度と戻ってきません。

あなたがお客さまを観察しているように、お客さまもあなたを観察しているのです。

心は熱く、頭は冷静に、思いやりのあるやり取りができたら最強ですね。