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事業(経営)計画の作成
2021-09-11
会計事務所で事業(経営)計画の作成をお勧めしている事務所も多いと思いますが、私自身は最近、中長期の計画はあまりお勧めしておりません。
少し前に某顧問先が他の税理士事務所のセカンドオピニオンで長期経営計画というものを作成されていました。
会社によって、ケースによって作成方法は様々なのでしょうが、私自身は中小企業の場合、事業(経営)計画は3年までで十分と考えています。
1年目・・・種まき、2年目・・・水やり、3年目・・・収穫。
(↑何かの書籍に書いてあったと思うのですが、何の書籍だったか・・・)
3年目までに収穫できない事業は中小企業の資本力では難しいです。
収穫までのサイクルは早ければよいのですが、サイクルが早すぎるものも、それはそれで、他社がすぐに参入してくるので微妙です。
他社が参入する前にすべて収穫しきってしまうという意見もありますが、継続性がないと事業としてどうなのかなぁと思います。
私の経験上、(中小企業の場合)利益の出ている法人ほどサンクコスト(埋没費用)に対する見極めが早く行われます。
上場会社のような派手な経営計画を中小企業に落とし込む場合、見栄えはいいですが、私からすると???です。
このあたりの見極めが、なかなか難しいですね・・・。
事業(経営)計画は大事ではありますが、最近の私はもっと優先順位の高い、より重要なことが多くの会社で山積みになっているように感じます。
事業計画はそのような山積みの課題を整理解決する、一つのツールではあると思いますが・・・。