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岡山の税理士のウェブログ

自然体の見せ方が功を奏して大成功!

2022-08-22

フロリダが活動拠点の兄カミル(元エンジニア)と、ドイツを拠点にしているインフルエンサーの弟ジェレミー。

それは2017年のこと、仲の良いバンク兄弟はオリジナル「芳香アイテム」を取り扱うオンラインショップ「Fragrance One(フレグランス・ワン)」を立ち上げました。

開設から4年後の現在、何度も商品を購入するリピーターは全体の中の35%を占めるのだとか。

今ではソーシャルメディアを通して「フォロワー=ファン」を対象にグッズ販売を手掛けるビジネスは決して珍しくありませんが、これが既存のブランドのパフュームではなく、彼らが手掛けたオリジナル商品をオンライン上で売り続けるというちょっと変わった商売です。

2人のその秘策とは?香水への情熱をコンテンツにしてYouTubeで動画発信をスタートしたジェレミーですが、豊富な知識のうんちくを語ることなく、何と3カ月で6万人の登録者数を獲得したのです。

この動画の人気シリーズは、行く先々で多くの人に商品である香水の匂いを嗅いでもらって「10点満点中で何点?」とひたすら感想と評価の声を聞くものでした。

そこでカミルが得た気付きは「人って“どの香水を使いたい”よりも“TPOにマッチする香りはどれ?どの香りだと賞賛の声を得られるの?”に重きを置いている。

“あなたっていい匂い!”と言ってもらいたいけれど一体どれを選べばいいの?への問題解決がとても重要」ということでした。

アップした動画の視聴者の声も大いに活用し「オフィスにふさわしい男性用香水(イメージは新鮮・清潔感・仕事がデキる感)」「デート用」「老若男女用」などを次々に商品化。

「いい匂い!」と言ってもらえることが、その人自身に明確化されて選択に迷わずに済んだ時点で、一滴の匂いも嗅いでみる機会がないというのに何と1ミリオン分の前売り販売に成功しました。

これは「バラエティ豊富なワインから、状況に応じた最適な1本をソムリエに選んでもらうことに似ている!」とバンク兄弟。

彼らは香りを「その人の想像に任せて」売ってしまう達人なのでしょうか。