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岡山の税理士のウェブログ

家族への愛をカタチに変えて大成功!

2021-09-27

キャッチコピーは「A bed for your head(あなたの頭のためのベッド)」。

アタマ用のベッド?4人娘のパパでもあるユタ州プロボ市在住ジェイ・デービスは「自分の悪いクセを娘たちに遺伝させてしまった。なんとか解決策を生み出さねば!」と一念発起してスモールビジネス「Pillow Cube(ピロー・キューブ)」を立ち上げました。

商品はただひとつ、キューブ型の枕です。

ジェイの「悪いクセ」とは、眠りにつくときに必ず横向きになること。

ピロー・キューブは、横向きで寝る人専用の枕なのです。

首の高さはもちろん、背骨も真っすぐになるような心地良い横向きで眠りにつくために、ジェイのような極端なサイド・スリーパーがやらざるを得ないこと・・・とにかく枕を折る、数枚重ねる、クッションを挟む、自ら腕枕をするなどの行為をしなくてOKなのです。

必須コンセプトは、肩に対し首を直角に保てる「箱型ピロー」でしかない!とジェイ。

最適化デザインの最終決定に向けてリサーチを重ねる中、彼のアイデアのヒントとなったのが、なんと日本の箱枕だとか。

結った髪型が崩れぬようにと江戸時代に始まり1930年代まで使われた箱枕。

木製の高い台に小枕をくくりつけ、それを首筋にあてがったわけですが、ここでは軟らかい材質としてメモリーフォームを使用した「箱」の商品化に注力し、資金調達にはクラウドファンディングを利用しました。

「友人、家族、郵便配達人、とにかく近くに居た人みんなに出てもらったよ」と制作したPRビデオが、枕を折ったり重ねることが当たり前になっていたサイド・スリーパーたちから大反響。

クラウドファンディングは1万ドルの目標額に対し4倍の支援が集まりました。

1キューブ=69.99ドル。

その後、反対側に寝返りを打っても首を支え続けてくれる長幅の「ピローキューブ・プロ」も開発しました。

製造はこだわりのメイド・イン・USAです。

今やきっとジェイパパも高枕で高いびき・・・(笑)。