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岡山の税理士のウェブログ

「つぶやき」をTシャツに載せて大成功!

2022-06-08

イリノイ州シカゴを拠点とするTシャツブランド「Tee Tweets(ティー・トゥイーツ)」誕生のきっかけは、2017年の大統領就任式にありました。

ティー・トゥイーツ創立者のハーラム・Nは当時、インディアナ大学の在学生。

ソーシャルメディアを駆使し凄まじい勢いで国民にメッセージを発信し続ける大統領に対し、各地で直ちに湧き上がる賛同や反論は、まるで立ち上がる津波やすべてを飲み込む渦のようでした。

そこに加えてニュースで毎回、取り上げられるのが、知名度の高いセレブやスポーツ界のスーパースター選手たちの「つぶやき」です。

ハーラムは、人々が発する280字(日本語は140字)内に凝縮された思いと誤解(?)をそっくりそのまま抽出し、デザイン化したTシャツを同コンテンツのみで販売することを思い立ちました。

卒業を待たずして起業に至り、現在も少なくても月に1200ドルの売り上げを立てているとか。

「世界中のどのような“つぶやき”でも、あなただけのTシャツとしてカスタマイズできるよ」とハーラム。

「胸にある“つぶやきメッセージ”が何かを伝えているわけではなく、着用しているあなた自身の主張として情報化された短文がコンセプトになったデザイン!」とのこと。

単なるコピペ?と思いきや、これがなかなか奥が深そうです。

世界レベルで競争激化のレッドオーシャン界の渦中にあるといえるTシャツ・オンラインショップでありながら、一芸に秀でるための差別化の工夫はごくごくシンプルです。

素材と取り扱いのクオリティ。

安価な材料を使用することにより、今やTシャツ1枚の原価はいくらでも落とせるそうですが「買ってよかった」と思え、着心地が良く、誇りを持って着用できる素材に徹底的にこだわりました。

サプライチェーンでは、在庫を持たずに販売する形態のドロップシッピングなどには一切頼りません。

商品の品質を最後まで確認した上で配送作業も手掛けます。

胸にデザインされた数々のワイルドな「つぶやき」とは相反し、品質を極めるための細部へのこだわりは徹底しているようです。