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脇役にスポットライトを当てて大成功!
2022-08-06
「ニッチビジネス!“電気自動車修理だけ”を推し進める整備士のハナシ」との見出しでメディアに取り上げられたのは、シアトルにショップ「Medlock & Sons(メドロック・サンズ)」を構えるオーナーのカール・メドロック。
彼の着目先とは?自動車業界を席巻しアメリカ国内で繰り広げられる電気自動車の未来、モデル車のきらびやかな発表、そして取りざたされる各メーカーの戦略的計画。
その中でも、スポットライトをさえぎられている現実として「整備」が筆頭に挙げられます。
電気自動車最大手のテスラが、増え続ける車両の整備に問題を来していることは言わずもがなでしょう・・・。
そんな中「需要を取り込めるチャンス!」と気づいたカールはさっそく動き始めました。
電気自動車がまだ新興事業と称されていた2019年から数年間、同業界で納品と整備の仕事に携わっていたこともあり、当時に得た電気自動車に関する知識を生かして、バッテリー電気自動車の修理工場を開設したのです。
整備の予約確保に頭を抱えるオーナーたちにとって、カールの小さなショップは「北西部の頼みの綱」と呼ばれるまでに至りました。 「任せられる整備はウチしかないよ」と言い切るカール。
ただEV専門店の経営は容易ではありません。
直面する最大の課題としては、部品調達の難易度が挙げられます。 世界を相手に破損車がある場所をリサーチ、そして買い取りに挑みます。
部品が見つからない場合の次なるオプションは、なんと「自分で作る」。
電気自動車の修理に要す道具は何十万ドルにもかさむといわれていますが、カールがそれに替わるものとしてフル活用させているのは、電気工学の知識、診断力、そして経験です。
ビジネスは好調な軌道に乗り、手狭になったショップのスペースの拡張が求められることはうれしい悲鳴でもあります。
業界に興味がある人、起業をしたい将来のライバルたちへのアドバイスは「まずは電気自動車を受け入れ、そのための道具をそろえるべし」「そうでなければ・・・、遅れをとることになるよ」by カール。