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メタバースがもたらすビジネスチャンス~その1
2022-10-02
最近、メタバースという言葉を耳にする機会が増えました。
メタバースとは「Meta(超越した)」と「Universe(世界)」を組み合わせた造語です。
正式な定義は定まっていませんが、インターネット上の仮想空間にアバターで参加し、他者とコミュニケーションするものを指します。
人気のゲーム、「あつまれ どうぶつの森」や「マインクラフト」などをプレイしたことのある人ならば、イメージがつきやすいのではないでしょうか。
メタバースが注目される背景には、ビジネスとして利益が期待できる点にあります。
米国では、メタバースのゲーム内の土地が430万ドル(約4億8,800万円)で取引され、話題になりました。
現実世界の不動産投資と違い、メタバース内の建築物は経年劣化や災害などによる損傷がなく、修繕費がかからないといったメリットがあります。
メタバースは現実にない空想の空間を指すこともありますが、現実を反映した空間のこともあります。
不動産業界では、実際の街並みを再現したメタバースの空間で、新築分譲マンションの販売を始める動きがあります。
また、ある英会話の企業はメタバースで英会話を学べる教室を始めています。
教室に通わなくても、隙間時間で学習できる点は利用者にとって大きな魅力となります。
最近では、エンタメ業界もメタバースに参入しています。
テレビ朝日は「光と星のメタバース六本木」を展開し、番組と連動して仮想都市を建設。
人気アニメとのコラボや芸人によるバーチャルライブなどを提供しています。
このほか、銀行からメーカー、自治体まで、幅広い分野でメタバース参入が報じられています。
今後、メタバースに参入する企業はさらに増えるとみられています。
(その2へ続く)
(記事提供者:(株)日本ビジネスプラン)