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岡山の税理士のウェブログ

“ふるさと納税 自治体マイページ”が提供されています

2022-12-20

◆ “ふるさと納税 自治体マイページ”とは

7月末ころ、ふるさと納税を行った寄附先のいくつかの自治体から、「【重要】ふるさと納税 自治体マイページのご案内」というメールが届きました。

それによると、「自治体マイページ」は、自治体と寄附者が直接つながり、ふるさと納税に関するあらゆる情報が一元管理できる、寄附者の専用ページだそうです。

具体的には、(1)寄附の状況(寄附先自治体、寄附日、金額)などを確認できる。

(2)オンラインでワンストップ特例申請や変更届も提出できる。

(3)e-Tax に必要な寄附金受領証明書XML がダウンロード可能。

受付済通知書や不備通知書等のPDF をダウンロード可能で、自治体からの書類到着を待たずにすぐに取得できる、ようです。

また、寄附で利用したポータルサイトに制限はなく、全ての寄附がオンラインワンストップの対象(=各自治体と直接つながる)とのことです。

◆ 使い勝手の検証-10 月初旬時点の感想

先行しているマイナポータルは「行政の手続やお知らせの確認がオンラインで利用可能です!」と謳い、マイナンバーカードが健康保険証として利用できるなど頑張っていますが、こちらはどうでしょうか。

自治体マイページのトップページでは「寄附したあともラクラク。

寄附したあとのアレコレは自治体マイページで」と謳っています。利用案内から2 か月経過して使ってみての感想です。

・未参加自治体が多い(参加699:10/7 時点)

寄附先団体1,771 の6 割強が未参加。

・操作方法がいまいちわかりづらい

操作マニュアルが欲しい!

・登録時のマイナンバーカードの読み取り

がスマホは容易だが、PC ではいささか困難。

◆ こうなれば使い勝手が良くなる!

寄附先が5 以下でワンストップ特例申請が適用になる方で、寄附先全部がいま参加している699 自治体に入っている場合は便利そうです。

使うことをお勧めします。

もし、多くの寄附金ポータルサイトで提供されている「限度額計算」シミュレーション機能が付けばもっと良くなるでしょう。

発展途上の“ふるさと納税 自治体マイページ”です。

今後の改良に期待しましょう。

それまでのふるさと納税関係の管理は、寄附時の確認メールの保存、後日送られてくる紙の寄附金控除証明書の保管をきちんと行うことが肝要です。